ベトナム労務調査レポート6

3.2 不完全就業率と失業率

生産年齢の不完全就業率と失業率は、1554歳の女性と1559歳の男性における値を示しています。

2016年の第4四半期において、国内の生産年齢失業率は2.31%に達しています。そのうち、都市部の失業率(3.24%)は農村部(1.84%)より高いことが判明しました。失業率の格差はそれほど大きくはありませんでした。しかし、地域間で失業率は大きく異なっていました。最も低い割合を占める地域は、北中部と山脈地域(約0.92全国における割合2.31%の5分の1)でした。続いて中央高地(0.95%)です。失業率が最も高いのは、南北中央海岸とメコン川デルタ地域(それぞれ3.42%と2.84%)に属します。

2016年の第4四半期において、国内の生産年齢不完全就業労働者は、同年の第3四半期に比べてわずかに減少しました(1.60%に対して1.66%)。農村部の生産年齢不完全就業労働者率は2.10%で、都市部(0.59%)に比べて3.6倍近く高くなりました。この比率は地域間で異なっており、メコン川デルタは依然として高い比率を示しています(2.89現在の全国における割合1.60%1.8倍に相当)。

生産年齢失業率は、2016年第3四半期と第4四半期の間で大きく変化していません(それぞれ2.34%から2.31%にわずかに減少)。しかし、2015年の同期間と比較すると、2016年第4四半期の失業率は0.13%上昇しました(2.18%に対して2.31%)。これは、ベトナムは経済が発達しておらず、その結果として人々の生活水準が低く、社会保障制度が十分に発達していない農業国であるという事実によって部分的に説明することができます。したがって、人々は、より良い仕事を探すために長期的な失業に陥るのではなく、自分自身とその家族を支えるために、あらゆる種類の仕事を受け入れています。

若年失業率は、1524歳の人々を対象として計算されます。都市部では、若者の失業率は25歳以上の人の失業率よりも6倍高くなっています(11.49%対1.90%に対して11.49%)。第3四半期と比較して、この比率は2つのグループ間で逆の変化がみられました。具体的には、若者の失業率は低下しましたが、25歳以上では若干増加しました(それぞれ0.58%の減少と、0.1%の増加)。

2016年の第4四半期において、3ヶ月以上の技術/資格訓練を終えた若年層の失業率は15.2%であり、そのうち若年女性の失業率は若年男性の失業率よりも高くなっていました(16.4%と13.8 %)。この割合の都市農村格差は、3.3%の差(17.0%と13.7%)を維持しています。とりわけ、若者の失業率は技術/資格達成の水準とともに増加する傾向にあり、つまり、高い技術/資格レベルを身に着けた若者に対して失業への懸念を払うべきである。例えば、専門大学や総合大学を卒業した若者の失業率は、それぞれ約16.0%、23.0%でした。一方、「短期職業教育」や「中等職業・専門教育」を終えたグループでは、この割合がはるかに低く(3.9%と10.4%)なっていました。その理由は、高いレベルの教育を受けた(専門大学や総合大学など)の若者は、しばしば2024歳で卒業したところで、経験が不足しているといったところにあるかもしれません。したがって、彼らは適切な仕事を見つけるのが難しいのです。